アクションカメラの代名詞とも言えるGoPro。
「最新の最高スペックが欲しいけれど、自分にはオーバースペックかも?」「とにかく安くて軽い方が使いやすいのでは?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
結論から申し上げますと、映像のクオリティと拡張性を求めるクリエイターなら「HERO13 Black」、旅行や日常の思い出を「とにかく手軽に、安く」残したいなら「HERO」が正解です。
本記事では、これら2モデルの決定的な違いをスペック・使用シーン・コストパフォーマンスの3軸で徹底比較します。この記事を読み終える頃には、あなたがどちらのGoProを手に入れるべきか、その答えが明確になっているでしょう。
▼GoPro HERO13
▼GoPro HERO
GoPro HERO13 Black と GoPro HERO の違いを比較
まずは、両モデルの主なスペックを比較表にまとめました。一見すると似ているようですが、中身は全くの別物と言っても過言ではありません。
スペック比較表
| 項目 | GoPro HERO13 Black | GoPro HERO (2024) |
| 最大解像度 | 5.3K / 60fps | 4K / 30fps |
| 静止画画素数 | 2,700万画素 | 1,200万画素 |
| 重量 | 約157g(バッテリー含む) | 約86g |
| サイズ | 従来サイズ(71.8W x 50.8H x 33.6D) | 超小型(56.6W x 47.7H x 29.4D) |
| バッテリー | 着脱式(新型1900mAh Enduro) | 内蔵式(1255mAh) |
| 防水性能 | 10m | 5m |
| レンズ交換 | HBシリーズレンズ対応(マクロ・超広角等) | 固定式(交換不可) |
| 手ブレ補正 | HyperSmooth 6.0(最高峰) | HyperSmooth(Quikアプリ併用推奨) |
| ディスプレイ | 前面・背面のデュアル液晶 | 背面タッチ液晶のみ |
| マウント | マグネットラッチ・ネジ・フィンガー | フィンガー(折り畳み式) |
圧倒的な「サイズと重量」の差
最大の違いは、手にした瞬間にわかる「サイズ感」です。HERO13 Blackは従来のGoProサイズを継承していますが、新しい「HERO」はそれよりも約35%小さく、重量にいたっては約46%も軽量化されています。
わずか86gという軽さは、帽子にクリップで留めても重さを感じず、ペットの首輪につけても負担が少ないレベルです。「カメラを持ち歩いている」という感覚を忘れるほどの機動力は、ライトユーザーにとって大きなメリットとなります。
画質とクリエイティビティの幅
一方で、画質面では「HERO13 Black」が圧倒します。5.3Kという超高精細な映像は、大画面のテレビで見ても細部まで鮮明です。また、HERO13 Black専用の「HBシリーズレンズ」を使用することで、超広角からマクロ(接写)、さらには映画のような21:9のアナモフィック撮影まで可能になります。
対する「HERO」は、4K/30fpsに制限されています。SNSへの投稿やスマホでの視聴がメインであれば十分な画質ですが、プロレベルのVlogや、動きの激しいスポーツをヌルヌルとしたスローモーションで残したい場合には物足りなさを感じるかもしれません。
バッテリー運用の違い
「HERO13 Black」は、新型の1900mAh Enduroバッテリーを採用し、長時間の撮影や寒冷地での性能が向上しました。予備バッテリーを持っていれば、電池が切れてもすぐに交換して撮影を続行できます。
それに対し、「HERO」はバッテリーが「内蔵式」です。スマホのように本体を直接充電して使用します。予備バッテリーを持ち歩く必要がない反面、撮影中に電池が切れた場合は、モバイルバッテリーなどで充電しながら使うか、充電が終わるまで待つ必要があります。
GoPro HERO13 BlackとGoPro HERO、どっちがおすすめか解説
どちらを買うべきか、あなたのスタイルに合わせて具体的なおすすめユーザー像を解説します。
GoPro HERO13 Black がおすすめな人
- 映像クオリティに妥協したくないクリエイター:プロ仕様の5.3K映像や、10-bitカラーでの色調整(カラーグレーディング)を行いたい方は迷わずこちらです。
- VlogやYouTubeを本格的に始めたい人:自撮りに便利な前面液晶、外部マイクの拡張性、そして新開発のマグネットマウントによる素早い着脱は、撮影のストレスを劇的に減らしてくれます。
- 激しいアクティビティ(スキー、バイク、水中撮影)を楽しみたい人:水深10mまでの防水性能と、最高峰の手ブレ補正「HyperSmooth 6.0」があれば、どんな過酷な環境でも安定した映像が残せます。
GoPro HERO がおすすめな人
- とにかく安くGoProデビューしたい人:HERO13 Blackの約半額近い価格設定は非常に魅力的です。予算を抑えて、浮いたお金で旅行に行きたい方に最適です。
- 「軽さ」と「コンパクトさ」を最優先する人:登山での軽量化や、日常の散歩を記録する「身軽さ」を求めるなら、86gのHEROは最強の相棒になります。
- 設定などの難しい操作を避けたい人:HEROは設定項目がシンプルにまとめられています。難しい知識がなくても、ボタン一つで綺麗な4K映像が撮れる「究極のシンプル機」です。
GoPro HERO13 Blackの特徴:メリット・デメリット
フラッグシップモデルであるHERO13 Blackを深掘りしてみましょう。
メリット
- HBシリーズレンズによる無限の拡張性:別売りのレンズモッドを装着するだけで、カメラが自動的にレンズを認識し、設定を最適化してくれます。特に「マクロレンズモッド」は、これまでのGoProが苦手としていた近接撮影を可能にし、花の細部や料理のアップを美しく捉えます。
- 革新的なマグネット式ラッチマウント:従来のネジを回す手間がなくなり、カチッと磁石で装着できるマウントシステムに対応しました。マウントの付け替えが数秒で終わるため、シャッターチャンスを逃しません。
- GPS機能の復活:前作で惜しまれつつカットされたGPSが復活しました。スピードメーターや走行ルートを映像にオーバーレイできるため、バイクやサイクリング動画の楽しさが倍増します。
デメリット
- バッテリーの互換性がなくなった:新型バッテリーの採用により、HERO12以前のバッテリーを使い回すことができません。既存ユーザーにとっては、予備バッテリーを買い直す必要があります。
- 価格とサイズ:フルセットで揃えると、かなりの金額になります。また、多機能ゆえに「HERO」に比べると大きく重いため、ライトな用途にはややオーバースペックに感じる場面もあります。
GoPro HEROの特徴:メリット・デメリット
最小・最軽量を誇るHEROモデルの実力はどうでしょうか。
メリット
- 驚異の携行性:ポケットに収まるサイズ感は、これまでのどのGoProよりも「持ち出すハードル」を下げてくれます。子供の目線で撮影したり、狭い場所に設置したりといった使い方も得意です。
- 直感的な操作性:複雑な設定を排除し、初心者でも迷わず使いこなせるよう設計されています。タッチスクリーンでの操作もスムーズで、スマホ感覚で扱えます。
- 頑丈な一体型設計:ハウジングなしで水深5mまでの防水性能を持ち、かつ非常に頑丈です。ラフに扱っても壊れにくい安心感は、アクティブな旅行にぴったりです。
デメリット
- 手ブレ補正が「標準」レベル:本体のみではHERO13 Blackほどの強力な補正はかかりません。非常に激しい動きを撮影する場合は、撮影後にスマホアプリ「Quik」で補正をかける必要があります。
- 内蔵バッテリーによる制限:バッテリー交換ができないため、丸一日のロケなどには不向きです。長時間の撮影にはモバイルバッテリーとの併用が必須となります。
- スローモーション性能の低さ:最大でも2倍のスローモーション(2.7K/60fps)までしか対応していません。アクションをドラマチックにスローで表現したい人には不向きです。
まとめ
今回の比較をまとめると、以下のようになります。
- GoPro HERO13 Blackは、「最高の画質、最高の機能、最高の拡張性」を求める人のためのプロ・ハイエンド機。
- GoPro HEROは、「安さ、軽さ、シンプルさ」を求める人のためのエントリー・日常使い機。
あなたが「これからどんな映像を撮りたいか」を想像してみてください。
もし、編集にもこだわり、レンズを交換しながらプロのようなVlogを撮りたいなら、HERO13 Blackを選べば間違いありません。その投資に見合うだけの感動が待っています。
逆に、もっと気軽に、旅の思い出や家族との時間をポケットからサッと取り出して記録したいなら、HEROが最高のパートナーになります。何よりその「軽さ」は、あなたの冒険を妨げることなく、素晴らしい瞬間を切り取ってくれるはずです。
どちらを選んでも、GoProがある生活は、あなたの思い出をより鮮やかで躍動感のあるものに変えてくれます。ぜひ、自分にぴったりの一台を手に入れて、新しい撮影体験を楽しんでください!
▼GoPro HERO13
▼GoPro HERO




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