「吸引力も欲しいけど、重いのは嫌だ。」
「部屋に出しっぱなしにできるデザインがいいけど、機能も妥協したくない。」
コードレス掃除機を選ぶとき、この葛藤に悩まされる方は非常に多いですよね。
その最適解として今、圧倒的な支持を得ているのがShark(シャーク)の掃除機です。
ただ、Sharkのラインナップは非常に豊富で、「結局どれが自分に合っているの?」と迷子になってしまうこともしばしば。
結論から申し上げます。
「賢さと吸引力、ゴミ収集の完全自動化」を求めるなら、CleanSense iQ+。
「圧倒的な軽さと取り回しの良さ、デザイン」を重視するなら、EVOPOWER SYSTEM NEO+。
これが答えです。
今回は、この人気2機種を徹底的に比較し、あなたのライフスタイルに最適な一台を見つけるお手伝いをします。
後悔しない掃除機選びの旅へ、一緒に出かけましょう。
▼Shark CleanSense iQ+
▼Shark EVOPOWER SYSTEM NEO+
CleanSense iQ+とNEO+の違いを比較
まずは、両モデルのスペックや基本性能の違いを一覧で確認しましょう。
Sharkの掃除機はどれも高水準ですが、この2機種はそれぞれ特化しているポイントが異なります。
【比較スペック表】
| 項目 | CleanSense iQ+ | EVOPOWER SYSTEM NEO+ |
| 重量(スティック時) | 約2.2kg | 約1.7kg |
| 特徴 | 4つのセンサーで自動制御 最も賢い掃除機 | クラス最軽量 スタイリッシュなデザイン |
| 運転時間 | 最大32分(エコモード) | 最大35分(エコモード) |
| ゴミ収集ドック | あり(約30日分) | あり(約30日分) |
| ヘッドの機能 | ハイブリッドパワークリーン (らゆる床に対応) | ハイブリッドパワークリーン (あらゆる床に対応) |
| 独自の強み | FLEX機能(パイプが曲がる) エッジセンサー | 圧倒的な軽さ 独自ヘッドの操作性 |
| 価格帯 | やや高め(ハイエンド) | バランス型(ミドル〜ハイ) |
1. 「重さ」と「操作感」の違い
ここが最大の分かれ道です。
NEO+は、手に持った瞬間に「軽っ!」と声が出るレベル。約1.7kgという数値以上に、重心バランスが良いため手首への負担が非常に少ないのが特徴です。
一方、CleanSense iQ+は約2.2kg。
決して「激重」ではありませんが、NEO+と比べるとズッシリとした安定感があります。
その分、ヘッドの自走(勝手に前に進む力)が強いため、床に置いて掃除をしている最中は重さを感じにくい設計になっています。
2. 「賢さ」の違い(センサー機能)
CleanSense iQ+には、その名の通り「iQセンサー」が搭載されています。
ゴミの量を検知して吸引力を自動調整するだけでなく、「エッジセンサー」が壁際を検知すると吸引力を最大2.5倍にアップさせます。
さらに「フロアセンサー」がカーペットかフローリングかを判別。
つまり、「何も考えずに漫然とかけても、掃除機が勝手に完璧にしてくれる」のがiQ+です。
NEO+もゴミ検知センサーは搭載していますが、壁際や床質の自動判別までは行いません(手動切り替えは可能)。
3. 収納とゴミ捨ての手軽さ
どちらも「自動ゴミ収集ドック」が付属する「+(プラス)」モデルを選べば、掃除後のゴミ捨てはドックに戻すだけで完了します。
約30日分ゴミを溜めておけるので、ゴミ捨ての頻度は月1回程度。
これは両機種ともに共通する「最強のメリット」ですが、CleanSense iQ+のドックの方が、HEPAフィルターなどの機能面でより高機能な設計になっています。
CleanSense iQ+とNEO+、どっちがおすすめか解説
スペックの違いが見えてきたところで、具体的に「どんな人にどちらがおすすめなのか」を深掘りしていきましょう。
Shark CleanSense iQ+ がおすすめの人
- 一軒家や広めのマンションにお住まいの方
- 稼働時間が長く、パワフルに家中を一気に掃除したい場合に適しています。
- カーペットやラグが多い部屋の方
- カーペットの奥に入り込んだゴミをかき出す能力は、iQ+の方が一枚上手です。
- ペットを飼っている方
- 毛の量に合わせて吸引力を自動で上げてくれる機能が重宝します。
- ソファやベッドの下を掃除したい方
- パイプがボタン一つで「くの字」に曲がるFLEX機能はiQ+だけの特権。腰を曲げずに家具下を掃除できます。
Check Point
「とにかく掃除のクオリティを追求したい」「家具下の掃除がストレス」という方は、迷わずCleanSense iQ+です。
▼Shark CleanSense iQ+
Shark EVOPOWER SYSTEM NEO+ がおすすめの人
- 1人暮らし〜2人暮らし、または2台目として検討中の方
- さっと取り出して使える機動力はNEO+が圧倒的です。
- 手首の負担を減らしたい、力に自信がない方
- 驚くほど軽いので、エアコンの上やカーテンレールなど、高い場所の掃除も苦になりません。
- 部屋のインテリアにこだわりがある方
- NEO+はデザインが極めてスリム。「家電感」がなく、リビングの真ん中に置いてあっても絵になります。
- こまめに「ちょこちょこ掃除」をするタイプの方
- 気になった時にサッと使うスタイルなら、軽さは正義です。
Check Point
「掃除機を出すのが億劫」という感覚を消し去りたいなら、EVOPOWER SYSTEM NEO+がベストパートナーになります。
▼Shark EVOPOWER SYSTEM NEO+
Shark CleanSense iQ+ の特徴メリット・デメリット
ここからは、各モデルをさらに詳細にレビューしていきます。まずはハイエンドモデルのCleanSense iQ+(クリーンセンス iQプラス)から。
メリット:掃除の質を変える「4つのセンサー」
この機種の最大の魅力は、やはり「iQテクノロジー」です。
- エッジセンサー:壁際で吸引力アップ。
- iQセンサー:ゴミの量で吸引力調整。
- フロアセンサー:床の種類でブラシ回転数を調整。
- ライトセンサー:暗い場所でヘッドライトを調整。
これらが連携し、例えば「暗いソファの下(ライト点灯)で、カーペット上のゴミ(回転数UP)を、壁際まで(吸引力UP)」掃除する際、すべて自動で最適化してくれます。
また、Shark独自の「FLEX機能」も大きなメリット。
パイプが真ん中で折れ曲がるので、立ったままの姿勢でベッド下の奥までヘッドが届きます。これ一度使うと、他の掃除機には戻れません。
デメリット:やや重く、ドックが大きい
- 重量感:約2.2kgは、最新の軽量トレンドからすると少し重めです。長時間持ち上げて使う用途には向きません。
- ドックの存在感:高機能な分、自動ゴミ収集ドックが少し大きめです。設置場所のスペース(特に奥行き)は事前に確認が必要です。
Shark EVOPOWER SYSTEM NEO+ の特徴メリット・デメリット
続いて、軽量モデルの完成形とも言えるEVOPOWER SYSTEM NEO+(エヴォパワーシステム ネオプラス)です。
メリット:生活に溶け込む「軽さ」と「美しさ」
NEO+の真骨頂は、その軽快な操作性にあります。
独自のヘッド設計により、あらゆる方向にスイスイ動きます。テーブルの脚周りなどを掃除する際のストレスがほぼゼロ。
また、デザイン性の高さも特筆すべき点です。
マットな質感とスリムなボディは、インテリアを邪魔しません。「隠して収納する」のではなく「見せて置く」ことができるため、結果的に掃除の頻度が上がり、部屋がキレイに保たれます。
自動ゴミ収集ドック付きでありながら、ドック自体も非常にコンパクトに設計されています。
デメリット:機能面での割り切りが必要
- FLEX機能がない:パイプが曲がる機能は搭載されていません。家具下を掃除するには、自分がしゃがむ必要があります。
- タンク容量が小さめ:本体のスリムさを優先しているため、ダストカップが小さめです。ドック(自動収集)がないモデルだと頻繁なゴミ捨てが必要になりますが、「+(プラス)」モデルならドックに戻すたびに空になるので、このデメリットは解消されます。
まとめ
Sharkの2大巨頭、CleanSense iQ+とEVOPOWER SYSTEM NEO+を比較してきました。
どちらも「髪の毛が絡まないブラシ」や「自動ゴミ収集」といったSharkの強みは共通して持っています。
最終的な選び方は、以下の通りです。
【CleanSense iQ+ を選ぶべき人】
- 「掃除の完璧さ」を求める人。
- 一軒家や、カーペット敷きの部屋が多い人。
- 家具の下を、腰をかがめずに掃除したい人。
【EVOPOWER SYSTEM NEO+ を選ぶべき人】
- 「掃除の手軽さ」を求める人。
- フローリング中心で、部屋をスッキリ見せたい人。
- 重い掃除機は絶対に嫌だという人。
私の個人的な感覚でお伝えするなら、
「週末にまとめてガッツリ掃除する派」ならCleanSense iQ+、
「毎日気になった時にササッと掃除する派」ならNEO+
が、最もストレスなく使えるはずです。
あなたのライフスタイルにフィットする一台を選んで、毎日の掃除を「面倒な家事」から「気分の上がる習慣」へと変えてみませんか?
▼Shark CleanSense iQ+
▼Shark EVOPOWER SYSTEM NEO+
よくある質問(FAQ)
Q1:Sharkの掃除機はバッテリー交換できますか?
A1:はい、両機種ともバッテリーは着脱式で、簡単に交換可能です。予備バッテリーがあれば、長時間の掃除も安心です。
Q2:自動ゴミ収集ドックの紙パックはどのくらいの頻度で交換が必要ですか?
A2:使用環境にもよりますが、メーカー公称で約30日に1回程度です。ランニングコストもそこまで負担にはなりません。
Q3:音はうるさいですか?
A3:吸引力が強いモードではそれなりの音がしますが、一般的なキャニスター型掃除機に比べれば静かです。特にNEO+のエコモードは夜間でも使いやすい静音性があります。



