炭酸水メーカーを選ぶとき、いちばん迷うのは「どこまでお金をかけるか」ではないでしょうか。
aarke(アールケ)のCarbonator Proは49,500円。同じブランドのCarbonator 3が29,700円ですから、その差は約2万円あります。
ところが口コミを集めてみると、上位機であるはずのProのほうが評価は低く出ています。Amazonでは409件で平均3.7、Carbonator 3は5,815件で平均4.5。
この記事では、その差がどこから来ているのかを星の分布まで分解し、ガスシリンダー代を1Lあたりに直したうえで、Proを選ぶ意味がある方とそうでない方を整理します。
- aarke Carbonator Proの基本情報
- aarke Carbonator Proの主な特徴
- aarke Carbonator Proの低評価27%は何に集中しているのか
- aarke Carbonator Proのガスシリンダー代は炭酸水1Lあたり61円
- aarke Carbonator Proの口コミの傾向
- aarke Carbonator Proのメリットとデメリット
- aarke Carbonator 3・ソーダストリーム TERRAとの比較
- aarke Carbonator Proはこんな方におすすめ
- aarke Carbonator Proを買う前に確認すべきこと
- まとめ
- よくある質問 (FAQ)
aarke Carbonator Proの基本情報

Carbonator Proは、aarkeのラインナップで唯一ガラスボトルを使える炭酸水メーカーです。電源を必要とせず、ボディはステンレス製で、ボトルは食洗機で洗えます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | aarke Carbonator Pro |
| 価格 | 49,500円(税込) |
| サイズ | 51 × 17 × 29 cm |
| 重量 | 3.65kg |
| 付属ボトル | ガラスボトル 800ml(目盛り線まで700ml) |
| 電源 | 不要(コードレス) |
| ガスシリンダー | 別売/ソーダストリーム 410g・60L スタンダードタイプ |
| ボトルの食洗機 | 対応 |
| カラー | マットブラック/スチールシルバー/サンドベージュ |
| 保証 | 1年 |
| 製造国 | 中国(デザイン・設計はスウェーデン) |
aarke Carbonator Proの主な特徴
Carbonator Proの特徴は、ガラスボトル、片手で完結する操作、電源のいらない構造の3つに集約されます。どれもCarbonator 3にはない要素です。
ガラスボトルをそのまま食卓に出せる

付属するのはPETボトルではなくガラスボトルです。透明感があるので、炭酸を入れたあとにレモンやハーブを浮かべると、そのまま食卓に置ける見た目になります。
ガラスボトルは食洗機に対応しています。Carbonator 3の専用PETボトルは食洗機非対応で手洗いが必要ですから、毎日使う道具としてはここが大きな差になります。
Push-to-Lockで片手のまま炭酸を入れられる
ボトルをベースに置き、カバーをカチッと音がするまで押し下げるとロックがかかります。ねじ込む動作がないぶん、水の入ったボトルを持ち上げて回す必要がありません。
炭酸を入れたあとは、ハンドルを途中まで押し下げて残圧を抜き、最後まで押し下げるとカバーが持ち上がります。
電源がいらないので置き場所を選ばない

コンセントも電池も使いません。キッチンカウンターでもダイニングでも、コードの取り回しを考えずに置けます。
シリンダー1本で作れるのは最大60Lです。ガスシリンダーはソーダストリームの410g・60Lスタンダードタイプを別途用意します。クイックコネクト式には対応していません。
aarke Carbonator Proの低評価27%は何に集中しているのか
Amazonの409件を星ごとに分けると、★1が20%、★2が7%で、低評価が合わせて27%あります。一方で★5は57%あり、評価は中間が薄く二極化しています。
この分布は「好みが分かれる製品」を意味しているように見えますが、低評価の中身を読むと、不満は製品の考え方ではなく2つの具体的な事象に集まっていました。
| 評価 | 割合 | 件数の目安 |
|---|---|---|
| ★5 | 57% | 約233件 |
| ★4 | 11% | 約45件 |
| ★3 | 5% | 約20件 |
| ★2 | 7% | 約29件 |
| ★1 | 20% | 約82件 |
目盛りまで水を入れると溢れる
もっとも多く「参考になった」を集めた★1のレビュー(27人)は、700mlの線いっぱいまで水を入れて強炭酸にしようとすると溢れる、溢れた場合は最終的に500ml程度になる、と書いています。
同じ指摘は高評価側にもあります。楽天の★5レビューでも、ボトルのラインまで水を入れて炭酸を注入すると必ず溢れるため毎回布巾で拭く必要がある、ラインより少し下に入れても少しは溢れる、と書かれていました。
つまりこれは当たり外れではなく、この機種の運用上の癖と考えたほうが実態に合います。溢れを避けるなら、目盛りより少なめに入れることになります。
個体差と、保証期間が終わったあとの修理
もうひとつは個体差です。★5のレビューにも、最初に届いた個体は炭酸が入りにくく強めにするには毎回8〜9回ボタンを押す必要があったが、交換してもらったら1回でしっかり入るようになった、という報告があります。
楽天の★5レビューにも、届いた個体のブザーが鳴らず炭酸がほぼ入らなかったため交換対応を受けた、という記録が残っています。交換後は問題なく使えたと書かれています。
2026年7月の★1レビューでは、購入後すぐガス漏れが起き、修理を依頼したところ修理・パーツ交換には対応しておらず本体交換として3万円の案内を受けた、と報告されています。メーカー保証は購入日から1年です。
aarke Carbonator Proのガスシリンダー代は炭酸水1Lあたり61円

溢れる話は見た目の問題だけでは終わりません。1回に作れる量が減ると、同じシリンダー1本から取れる炭酸水の総量も減るからです。
ソーダストリームの交換用ガスシリンダー(60L)は1本2,580円です。これを、実際にボトルへ入れる水の量で割り直すと次のようになります。
| 入れる水の量 | シリンダー1本の総量 | 1Lあたり |
|---|---|---|
| Pro 目盛りどおり 700ml | 42L(0.7L × 60回) | 約61円 |
| Pro 溢れを避けて 600ml | 36L(0.6L × 60回) | 約72円 |
| Carbonator 3 目盛り 800ml | 48L(0.8L × 60回) | 約54円 |
目盛りどおりに使えたとしても、Carbonator 3より1Lあたり約7円高くつきます。年に500L飲む家庭なら3,500円ほどの差です。溢れを警戒して600mlに減らすと、差は1Lあたり18円まで開きます。
本体価格の差は19,800円ですから、ランニングコストで取り返せる関係にはありません。Proを選ぶ理由は、コストではなくガラスボトルと操作性に置くのが正直なところです。
ペットボトルを買うのと比べたら元は取れるのか
市販の500mlの炭酸水を1本100円として、1日1本飲む方を想定します。年間365本で36,500円、量にすると182.5Lです。
同じ量をProで作ると、必要なシリンダーは182.5L ÷ 42L = 約4.4本。2,580円で計算すると年11,300円ほどになります。差額は年25,200円です。
本体49,500円をこの差額で割ると、約2年で釣り合う計算になります。500mlのペットボトルを毎日買っている方なら回収できますが、2Lの箱買いで1Lあたり50円前後に抑えている方の場合、ガス代のほうが高くなるため元は取れません。
この試算にはボトルの買い替えやシリンダーの受け取りにかかる手間は含めていません。前提を変えたい方は、上の式にご自身の消費量を入れて計算し直してみてください。
aarke Carbonator Proの口コミの傾向

高評価の理由はデザインと操作性に集中しています。低評価の理由は、前の章で見たとおり溢れと個体差です。取得元と件数は次のとおりです。
| 取得元 | 件数 | 平均評価 |
|---|---|---|
| Amazon | 409件 | 3.7 |
| 楽天(公式ストア) | 3件 | 4.00 |
楽天は3件しかないため、傾向として読むにはAmazonの409件を主に見るのが妥当です。楽天の3件は★5が2件、★2が1件でした。
満足している方の声で繰り返し出てくるのは、片手での操作とセルフロックが軽いこと、強炭酸が作れること、そしてキッチンに置いたときの見た目です。海外のレビューには、ボタンを85〜90%ほどまで押すと注入が長く続く、というコツを書いている方もいました。
気になる声のうち、製品の性能とは別のものもあります。楽天の★2は、説明書が破れていてケースやクリーナーにも汚れがあり、使用済みではないかと不安になったという内容で、ショップ側は出荷基準を満たさない製品が紛れたものと推察すると回答しています。
aarke Carbonator Proのメリットとデメリット

2万円の価格差に見合うかどうかは、ガラスボトルをどれだけ評価するかで決まります。整理すると次のようになります。
メリット
- ガラスボトルが食洗機に対応していて、そのまま食卓に出せる
- 電源も電池もいらないので、置き場所をコンセントに縛られない
- Push-to-Lockで、水の入ったボトルをねじ込む動作がいらない
デメリット
- 目盛りどおりに入れると溢れる報告が複数あり、少なめに入れると1Lあたりのガス代が上がる
- 3.65kgと重く高さも29cmあるため、出し入れではなく置きっぱなしの場所が必要になる
aarke Carbonator 3・ソーダストリーム TERRAとの比較
同じaarkeのCarbonator 3と、価格帯の違うソーダストリーム TERRAを並べます。Proの位置づけがはっきりします。
| 項目 | aarke Carbonator Pro | aarke Carbonator 3 | ソーダストリーム TERRA |
|---|---|---|---|
| 価格 | 49,500円 | 29,700円 | 14,850円 |
| ボトル | ガラス 800ml(目盛り700ml) | PET 1L(目盛り800ml) | PET 1L |
| ボトルの食洗機 | 対応 | 非対応 | 非対応 |
| ボトルの装着 | 置いて押し下げる | ねじ込み式 | ワンタッチ |
| 本体素材 | ステンレス | ステンレス | 樹脂 |
| 重量 | 3.65kg | 1.68kg | 約1.3kg |
| 高さ | 29cm | 25.8cm | 42.5cm |
| 電源 | 不要 | 不要 | 不要 |
ボトルの装着方法で見ると、いちばん軽い操作はTERRAのワンタッチです。Carbonator 3のねじ込み式は、水の入ったボトルを持ち上げて回すため力が要ります。Proはその中間で、置いて押し下げる方式です。
食洗機で洗えるのはProだけです。毎日使う道具の手入れを機械に任せられるかどうかは、2万円の差を判断するうえで大きな材料になります。
一方で、1回に作れる量はProがいちばん少なくなります。目盛りが700mlで、Carbonator 3とTERRAは800ml以上入ります。
aarke Carbonator Proはこんな方におすすめ
価格差の理由がはっきりしている機種なので、向く方とそうでない方も分かれます。
- ボトルの手入れを食洗機に任せたい方
- 炭酸水を作ったあと、そのまま食卓に出したい方
- キッチンに出しっぱなしにする前提で、見た目を優先したい方
- 水の入ったボトルをねじ込む動作に負担を感じている方
反対に、1回にたくさん作りたい方や、ランニングコストを抑えたい方には向きません。その場合はCarbonator 3か、価格を優先するならTERRAのほうが噛み合います。
aarke Carbonator Proを買う前に確認すべきこと
購入後に気づくと面倒な点をまとめます。とくにガスシリンダーと設置場所は先に決めておきたいところです。
- ガスシリンダーは付属しません。ソーダストリームの410g・60Lスタンダードタイプを別に用意します。クイックコネクト式やソーダストリーム以外のシリンダーは使えません。
- 目盛りまで入れると溢れるという報告が複数あります。最初は少なめの水量で試すことをおすすめします。
- 水専用です。フレーバーや果物、氷は炭酸を入れたあとにグラスやカラフェで加えます。
- メーカー保証は1年です。保証が切れたあとは、修理ではなく本体交換の案内になった例が報告されています。
- 高さ29cmに加えて、上のカバーを持ち上げる余白が要ります。吊戸棚の下に置く場合は測っておくと安心です
- 重量は3.65kgです。毎回しまう使い方には向きません。
- Carbonator 3用のPETボトルは使えません。ガラスボトルとCarbonator Pro用ステンレスボトル(600ml)が対応します。
まとめ

aarke Carbonator Proは、Amazonで409件・平均3.7という数字だけを見ると評価の割れた製品に見えます。ただ中身を分解すると、低評価27%は目盛りまで入れると溢れることと個体差に集中していて、製品の考え方そのものへの不満ではありませんでした。
溢れを避けて少なめに入れる運用にすると、ガスシリンダー代は1Lあたり61円から72円へ上がります。Carbonator 3の54円と比べると割高で、本体価格の差19,800円をランニングで取り返すこともできません。
それでもProを選ぶ意味があるのは、ガラスボトルを食洗機に入れられること、そのまま食卓に出せること、この2点に価値を感じる方です。逆にコストと量を優先するなら、下位機のCarbonator 3のほうが素直に噛み合います。
よくある質問 (FAQ)
- Qaarke Carbonator Proにガスシリンダーは付属しますか?
- A
付属しません。ソーダストリームの410g・60Lスタンダードタイプを別途ご用意ください。クイックコネクト式のシリンダーと、ソーダストリーム以外のシリンダーには対応していません。
- Qaarke Carbonator 3のペットボトルをCarbonator Proで使えますか?
- A
使えません。Carbonator Proに対応するのは専用のガラスボトルと、Carbonator Pro用のステンレススチールボトル(600ml)です。逆に、ガラスボトルをCarbonator 3で使うことも、炭酸注入時の安全カバーがないためメーカーが禁止しています。
- Qaarke Carbonator Proで水以外の飲み物を炭酸にできますか?
- A
できません。Carbonatorシリーズは水専用に設計されています。フレーバーシロップや果物、氷は、炭酸を注入したあとにグラスやカラフェへ加えてください。






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