【真空パック器】tascariaとソリス バッククイック576を比較|本体より袋代で決まる

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「まとめ買いしたお肉を、冷凍焼けさせずに保存したい」。そう思って真空パック器を調べ始めると、必ず候補に挙がるのが tascaria(タスカリア)の真空パック機と、ソリスのバッククイック576ではないでしょうか。

どちらも家庭で使える価格帯で、操作はボタンを押すだけ。スペック表を並べても、脱気力も消費電力もよく似ています。

結論からお伝えしますと、袋の大きさを自分で決めたい方なら「ソリス バッククイック576」、液体の作り置きまで最初からそろえたい方なら「tascaria 真空パック機」が間違いのない選択です。

そしてこの2台を比べるうえで、本体価格はあまり重要ではありません。真空パック器は保存袋が使い捨ての消耗品で、その袋代が1〜2年で本体価格を追い越してしまうからです。

▼tascaria 真空パック機

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tascaria 真空パック機とソリス バッククイック576の基本スペックを比較

2台の違いは、脱気力よりも「袋の扱い方」に出ます。まずは公式の数字を並べておきましょう。

tascaria は付属の取扱説明書に載っている製品仕様、ソリス バッククイック576はソリスジャパン公式サイトの製品仕様から引いています。

項目tascaria 真空パック機ソリス バッククイック576(SK576)
販売元株式会社ロッピングライフソリスジャパン株式会社
価格14,000円(公式ストア)6,352〜11,000円(実勢)
最大脱気力約-65kPa70kPa
消費電力100W110W
本体質量約0.95kg約1.3kg
外形寸法約410×80×60mm約370×145×70mm
電源コード長約130cm約120cm
シールできる幅保存袋の幅200mm最大300mm
連続使用時の休止40秒以上1分以上
手動での微調整なしあり(パルス真空)
キャニスター700ml が付属別売(700/1400/2000ml)
保証メーカー保証1年記載なし

押さえておきたい違いは3つ

保存袋のサイズが「1種類だけ」か「好きな長さ」か

tascaria の保存袋は約D200×H215mmのポリエチレン袋で、サイズは1種類です。しかも公式のよくある質問には、上手に真空にするコツとして「袋の中身は袋全体の1/3程度にすること」と書かれています。

上下のシール代を15mmずつ見ておくと、内側で使えるのは約200×185mm。その1/3ですから、実際に食材を入れられるのは幅20cm・高さ6cmほどの平たい空間ということになります。鶏むね肉なら1枚、切り身なら2切れといったところです。

一方のソリスは、専用フィルムロールが20cm×600cmの1本もの。好きな長さで切って使えます。シールできる幅も最大30cmあるので、長いブロック肉やかさのあるパンも、袋の丈を伸ばして対応できます。

まとめ買いの単位が大きいご家庭ほど、この差は毎回効いてきます。

脱気力は-65kPaと70kPa、差は5kPa

数字の上では5kPaの差です。ソリスは公式サイトで「毎分約8リットルの脱気能力に相当します」と補足していますが、tascaria 側は毎分の能力を公表していません。

家庭で肉や魚を冷凍する用途なら、どちらも空気は十分に抜けます。違いが出るのは、潰したくないものを扱うときです。

ソリスには手動で吸引を止められるパルス真空があるため、パンやきのこのように形が崩れやすいものを扱う機会が多いなら、加減できるぶん扱いやすい設計といえます。

0.95kgと1.3kg、収納の仕方が変わる

tascaria は約0.95kgで、幅41cm・奥行8cm・高さ6cmという細長い形です。奥行きが8cmしかないので、棚のすき間に立てて差し込むような収納ができます。

ソリス バッククイック576は約1.3kgで、幅37cm・奥行14.5cm・高さ7cm。奥行きがあるぶん、引き出しに寝かせて入れる形になります。ただしソリスは吸引ホースやフィルムロール、電源コードを本体に収められる設計なので、付属品ごとひとまとめにしておけるのは利点です。

▼tascaria 真空パック機

\本体0.95kg・奥行8cmで置き場所を選ばない!/

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保存袋の代金は1年でいくらになるのか

真空パック器で見落としやすいのが、保存袋が使い捨てだということです。tascaria の取扱説明書には「衛生のために、保存袋の再利用はしないでください」とはっきり書かれています。

項目tascariaソリス バッククイック576
消耗品保存袋20枚セット専用フィルムロール SKA92251
内容20枚20cm×600cm を2本
価格1,100円約2,300円
取れる袋の数20枚1袋30cmなら40枚
1枚あたり55円約58円

1枚あたりの単価は、ほとんど変わりません。週2回使うとして年104枚なら、tascaria が年5,720円、ソリスが年6,032円です。

前提は、週2回の使用(年104回)、tascaria は公式ストアの保存袋20枚1,100円、ソリスは楽天市場で確認した専用フィルムロールの下限価格2,300円で、1袋を30cmに切って使う場合としています。

袋代が本体価格を追い越すのは1〜2年目

年間の袋代がわかると、本体価格の見え方が変わります。どちらの機種も、思ったより早く消耗品のほうが高くつきます。

本体価格年間の袋代袋代が本体を超える時期
tascaria14,000円5,720円2.4年目
ソリス(Amazon 6,352円)6,352円6,032円1.1年目
ソリス(Solis公式ショップ 10,868円)10,868円6,032円1.8年目

ソリスを最安値で買った場合、1年ちょっとで袋代のほうが本体より高くなります。tascaria でも2年半です。

5年の総額1回あたり
tascaria42,600円約82円
ソリス(6,352円)36,512円約70円
ソリス(10,868円)41,028円約79円

本体の差は7,648円ありますが、5年で見ると6,088円差まで縮みます。ソリスを公式ショップの価格で買うなら、差は1,572円しか残りません。

つまり、本体価格だけで決めると判断を誤ります。5年使えば、どちらもおおむね1回80円前後に落ち着くからです。決め手になるのは金額ではなく、袋の大きさと、そこにいつも入れたいものが収まるかどうかです。

tascaria 真空パック機のメリットとデメリット

メリット

  • 700mlのキャニスターが本体に付属します。耐熱90℃・耐冷-20℃で、カレーやスープの作り置きをその日から真空保存できます
  • 本体約0.95kg・奥行8cmと軽く薄いため、置き場所を選びません
  • メーカー保証1年が付き、PSE適合品です
  • 真空パックしたまま鍋で湯煎でき、下味をつけた食材の低温調理にそのまま使えます

デメリット

  • 保存袋が約D200×H215mmの1種類だけで、しかも中身は袋の1/3までが目安です。大きめの食材はカットしてから入れることになります
  • 本体14,000円は、ソリス バッククイック576の実勢価格に対して割高です

ソリス バッククイック576のメリットとデメリット

ソリスは1908年にスイスで創業したメーカーで、バッククイック576はその家庭用エントリーモデルにあたります。袋の自由度と価格が強みです。

メリット

  • 専用フィルムロールを好きな長さに切って使えます。シールできる幅は最大30cmあります
  • パルス真空でボタンを押している間だけ吸引でき、潰れやすい食材の加減ができます
  • 脱気圧70kPa、毎分約8リットルの脱気能力を公式が明示しています
  • 吸引ホースやフィルムロール、電源コードを本体に収納できます
  • 本体6,352円からと初期費用が抑えられます

デメリット

  • 本体約1.3kg・奥行14.5cmで、tascaria より場所を取ります
  • キャニスターは別売りです。液体を保存するなら専用キャニスターセットを追加することになります
  • 本体に電源スイッチがなく、切るときはコンセントを抜く形になります(Amazonのレビューでも指摘されています)
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バッククイック576そのものの詳しい使い勝手は、こちらでも整理しています。

口コミはどちらも件数が少ない

先に申し上げておくと、この2台は口コミの数で選べません。とくに tascaria は、全チャネルを合わせても投稿が3件しかありません。

投稿件数と平均評価をチャネルごとに並べます。母数が小さいので、以下は傾向として受け取ってください。

製品とチャネル件数平均評価
tascaria/公式ストア「一番星」0件
tascaria/Amazon0件
tascaria/楽天(イッティ公式楽天市場店)3件5.00
ソリス SK576/Amazon 本体単品51件4.1
ソリス SK576RS/Amazon ロールセット3件4.0

tascaria に寄せられた声

  • 「釣った魚を保存するにのに購入しました。コンパクトで操作も簡単でいいです」(楽天★5・2025年10月25日)
  • 「少し残念だったのが、付属の保存袋が小さかったことかな」(楽天★5・2025年6月19日/古米を4合ずつ小分けにした方)

袋が小さいという指摘は、先ほど確認した約D200×H215mmという寸法とそのまま重なります。数少ない声のうち1件がここに触れている点は、覚えておいて損はありません。

ソリス バッククイック576に寄せられた声

Amazonの51件は、★5が58%、★4が21%、★3が4%、★2が5%、★1が12%という分布です。低評価(★2と★1)が17%あり、公式に集約された意見でも密閉性については評価が分かれています。

  • 「以前にも買ったが、格段に完璧に密閉した」(★5・2026年2月16日)
  • 「電源を切る時にいちいちコンセントを抜かなければいけないのはとても面倒ですね」(★4・2020年8月13日)
  • 「オンオフのスイッチが機器上にはありません」(SK576RS ★4・2026年4月25日)

どちらを選ぶべきか

5年の総額がほぼ並ぶ以上、選ぶ基準は「何を、どんな形で保存したいか」に絞られます。

tascaria 真空パック機が向いている方

  • カレーやスープの作り置きを真空で保存したい方。700mlのキャニスターが最初から付くので、追加の出費なく液体に対応できます
  • キッチンに置き場所の余裕がない方。奥行8cm・約0.95kgで、すき間に立てて収納できます
  • 1食分ずつ小分けにする使い方が中心の方。袋のサイズが1種類でも困りません
  • 下味をつけた食材の低温調理をよくする方。パックしたまま湯煎できます

ソリス バッククイック576が向いている方

  • ブロック肉や長いものをカットせずにパックしたい方。ロールを好きな長さに切れます
  • パンやきのこなど、潰したくないものを扱う方。パルス真空で吸引を加減できます
  • 本体の初期費用をできるだけ抑えたい方。6,352円から手に入ります
  • 付属品をひとまとめに収納しておきたい方。ホースもロールも本体に収まります
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購入前に確認すべきこと

どちらを選ぶ場合も、注文する前に次の4点だけは確かめておいてください。金額よりも、後から取り返しがつかない部分です。

tascaria は買う場所で付いてくる保存袋の枚数が変わります

公式ストア「一番星」とAmazonは、本体+キャニスター+保存袋5枚で14,000円です。ところが楽天市場のイッティ公式楽天市場店には、同じ14,000円で保存袋がまとまって付く3点セットが出ています。商品名には25枚とありますが、同じページ内の画像には20枚と書かれた箇所もあり、表記が揺れています。袋の枚数を重視するなら、注文画面でセット内容を必ず確認してください。

tascaria の取扱説明書には、専用袋以外を使った際の故障は保証しないと書かれています

商品ページ側には「市販の真空パック機専用の袋にも対応」とあり、市販の袋を使うこと自体はできます。ただし取扱説明書には「弊社の専用袋以外を使用した際の故障は保証致しかねます」という一文があります。袋代を抑えたいのか、1年の保証を残したいのか、先に決めておくとよいでしょう。

ソリスは本体価格の幅が大きい製品です

同じSK576が6,352円から11,000円前後まで開きがあり、フィルムロール2本が付くSK576RSという型もあります。本体だけの価格ではなく、袋込みでいくらになるかで比べてください。

どちらも保存袋は使い捨てです

洗って繰り返し使う前提で予算を組むと、途中で足りなくなります。年間5,700〜6,000円が別にかかるものとして見ておくと、買ってからの誤算がありません。

まとめ

tascaria 真空パック機とソリス バッククイック576は、脱気力も消費電力もよく似た2台です。違いが出るのは袋の扱い方で、tascaria は約D200×H215mmの1種類、ソリスは20cm幅のロールを好きな長さに切って使います。

本体価格には7,648円の差がありますが、袋代が年5,700〜6,000円かかるため、5年で見れば1回あたり70円と82円まで縮まります。液体の作り置きまで1台でまかないたい、置き場所を取りたくないという方には tascaria。長いものをそのまま入れたい、潰れやすい食材を扱う、初期費用を抑えたいという方にはソリス バッククイック576が向きます。冷凍庫の奥で忘れられていた食材が、あるべき順番で食卓に戻ってくる。ご自身の保存したいものの形に合うほうを選んでみてください。

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よくある質問 (FAQ)

Q
tascaria 真空パック機の保存袋は市販のものでも使えますか?
A

商品ページには「市販の真空パック機専用の袋にも対応」と書かれているため、使うこと自体はできます。ただし取扱説明書には「弊社の専用袋以外を使用した際の故障は保証致しかねます」とあります。メーカー保証1年を残したい場合は、専用の保存袋20枚セット(1,100円)を使うことになります。

Q
tascaria とソリス バッククイック576は、連続して何回も使えますか?
A

どちらも休止時間が必要です。tascaria は1回の使用ごとに40秒以上、ソリス バッククイック576は1分以上あけるよう公式が案内しています。間隔をあけずに使うと、脱気やシールが正常にできないことがあります。

Q
スープやカレーなど液体のものも真空保存できますか?
A

どちらもキャニスター(保存容器)を使えば可能です。tascaria は700mlのキャニスターとチューブが本体に付属します。ソリス バッククイック576は別売の専用キャニスターセット(700ml・1400ml・2000ml)を追加する形になります。

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