【ウォーターサーバー】楽水とクリクラを比較|水道直結が宅配水より安くなるのは月25Lから

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毎日の水を、ボトルを受け取って飲むか、水道からそのまま出すか。ウォーターサーバーを探していると、最後はこの2択に行き着きます。

水道直結型の「楽水(らくみず)」と、宅配水の「クリクラ」。方式が違うので、公式サイトの料金表を並べても比べにくいのではないでしょうか。片方は月々定額の使い放題、もう片方は飲んだ本数ぶんの従量制です。

結論からお伝えしますと、月に25L(12Lボトルで2本ぶん)より多く水を使う方なら「楽水」、それ以下しか使わない方なら「クリクラ」が間違いのない選択です。

この記事では、両社の公式料金から初期費用まで含めて「1ヶ月あたりいくらになるか」を計算し、金額が逆転する地点を出しました。出てきたのは、クリクラの実質的な下限が月3,800円で、楽水の月額3,850円とほとんど変わらないという事実です。

▼楽水|月3,850円で使い放題。初期費用13,200円

▼クリクラ|ボトル1本1,670円・初期費用0円

楽水とクリクラの違いを表で比較

楽水は月額定額で水が使い放題、クリクラは12Lボトル1本1,670円の従量制です。初期費用・契約期間・解約金の設計も、ちょうど裏返しの関係になっています。

項目楽水(ライトプラン)楽水(給水タンクプラン)クリクラ(お得スタートプラン)
方式水道直結・浄水給水タンク・浄水宅配ボトル(RO水+ミネラル)
水の料金定額使い放題定額使い放題12Lボトル 1,670円
月々かかるものレンタル料 3,850円レンタル料 3,630円ボトル代+あんしんサポートパック 460円
初期費用13,200円(設置工事)8,800円0円
契約期間3年3年3年
解約金残り契約月数×レンタル料の40%同左1年未満 12,500円/2年未満 10,000円/3年未満 8,000円
水の補充不要16Lタンクに自分で給水12Lボトルを持ち上げて交換
本体サイズ・重量高さ1,050mm/約26.5kg高さ1,050mm/約28.8kg高さ987mm/約15kg
冷水/温水約5〜12℃/約90〜95℃約5〜12℃/約90〜95℃約4〜10℃/約80〜90℃

楽水は「使う量」ではなく「設置方法」でプランが分かれます

プラン月額レンタル料初期費用設置
ライト3,850円13,200円楽水の業者が工事
DIY3,850円5,500円自分で設置(電話サポートあり)
給水タンク3,630円8,800円工事不要・自分で設置
RO4,950円13,200円楽水の業者が工事
大容量6,050円(ROは7,150円)13,200円楽水の業者が工事
冷水機3,850円13,200円楽水の業者が工事

同じ水道直結でも、設置を自分でやるDIYプランなら初期費用が7,700円下がります。工事不要の給水タンクプランは月額まで220円安く、初期費用も8,800円です。

クリクラは申し込む窓口でボトル単価が変わります

ボトル単価は5年契約の超お得プランとのりかえプランが1,620円、3年契約のお得スタートプランが1,670円、契約期間なしのベーシックプランが1,750円です。この記事では楽水と期間をそろえるため、お得スタートプラン(1本1,670円)を基準に計算します。

【試算】水道直結が宅配水より安くなるのは月25Lから

初期費用を36ヶ月で割って月額に含めると、両者が逆転するのは月24〜27Lのあいだです。12Lボトルにすると2本と少し、4人家族なら1週間ちょっとで飲みきる量にあたります。

計算の前提

  • 金額はすべて税込
  • 楽水の初期費用は36ヶ月で均等に割り、月額に足しています
  • クリクラは「1,670円×本数 + あんしんサポートパック460円」で計算しています
  • オプション(楽水の安心パック月572円、クリクラの再加熱機能初回4,400円など)は含めていません

クリクラの実質的な下限は月3,800円です

クリクラは「月のノルマなし」を掲げています。ただし公式の料金ページには、3ヶ月のご利用本数が6本未満の場合、サーバーレンタル料1,100円(月・税込)が発生する場合があるという注記が付いています。

このレンタル料を避けるなら月平均2本=24Lが実質的な下限で、そのときの月額はこうなります。

ボトル1,670円 × 2本 + あんしんサポートパック460円 = 3,800円

楽水のライトプランは月3,850円です。差は月50円しかありません。宅配水のほうが月々の負担が軽い、という印象は、使用量を下限まで絞り込んだ時点ですでに成立していないことになります。

使う量ごとの1ヶ月あたり総額

クリクラは月2本未満だとサーバーレンタル料1,100円が乗る前提で計算しています。

月の使用量クリクラ楽水 給水タンク楽水 DIY楽水 ライト
12L(1本)3,230円3,874円4,003円4,217円
24L(2本)3,800円3,874円4,003円4,217円
36L(3本)5,470円3,874円4,003円4,217円
48L(4本)7,140円3,874円4,003円4,217円
60L(5本)8,810円3,874円4,003円4,217円
72L(6本)10,480円3,874円4,003円4,217円

逆転する地点はプランごとに少しずれ、給水タンクプランなら月24.5L、DIYプランなら月25.4L、ライトプランなら月27.0Lです。おおよそ月25Lを超えたところで、水道直結型のほうが安くなります。

3年でいくら払うか

プラン・使用量初期費用3年の支払総額
楽水 ライト13,200円151,800円
楽水 DIY5,500円144,100円
楽水 給水タンク8,800円139,480円
クリクラ 月2本(24L)0円136,800円
クリクラ 月3本(36L)0円196,920円
クリクラ 月4本(48L)0円257,040円
クリクラ 月6本(72L)0円377,280円

月2本で収まるならクリクラが最安ですが、その差は楽水の給水タンクプランに対して3年で2,680円、1ヶ月あたり75円ほどです。

反対に月4本使う家庭では、3年で105,240円の差がつきます。月6本なら237,800円です。

水道代は判断に影響しません

東京23区で月10立方メートルを使う家庭の上下水道料金は、合計でおよそ2,060円です。1Lあたりに直すと約0.2円。楽水で月100L飲んでも、増えるのは20円ほどにしかなりません。

▼楽水|月25L以上使うならこちらが安い

▼クリクラ|月24L以下なら実質3,800円で収まる

楽水の初期費用13,200円は何ヶ月で取り返せるか

月4本使う家庭なら約4ヶ月です。月2本しか使わない家庭では、いつまでたっても取り返せません。

月の使用量クリクラとの月額差13,200円の回収
24L(2本)−50円(楽水が高い)回収できません
36L(3本)1,620円約8.1ヶ月
48L(4本)3,290円約4.0ヶ月
60L(5本)4,960円約2.7ヶ月
72L(6本)6,630円約2.0ヶ月

4人家族が料理にも使う想定の月4本なら、工事費は4ヶ月で消えます。逆に月2本以下の方にとっては、この13,200円は最後まで回収されません。楽水を選ぶかどうかは、初期費用の高さではなく「毎月どれだけ水を使うか」だけで決まります。

なお楽水には長期割があり、6年目以降は月2,750円、10年目以降は月2,200円まで下がります。長く使うほど有利になる設計です。

解約条件の差は、月額の差より重い

楽水は3年未満の解約で「残り契約月数×レンタル料の40%」がかかります。クリクラは経過期間に応じた定額で、解約金0円のプランも用意されています。

解約する時期クリクラ お得スタートプラン楽水 ライトプラン
1年で解約12,500円36,960円+撤去費用・返送費(実費)
2年で解約10,000円18,480円+撤去費用・返送費(実費)
2年半で解約8,000円9,240円+撤去費用・返送費(実費)
3年を過ぎたあと0円0円(4年目以降・撤去費用も不要)

楽水を1年でやめると36,960円。3年ぶんの支払総額151,800円の4分の1近い金額です。3年を越えられるかどうかが、この契約のいちばん大きな分岐点になります。

さらにクリクラには、契約期間なし・解約違約金0円の「ベーシックプラン」があります。ボトル単価は1,750円と80円高くなりますが、月2本なら差額は月160円です。途中でやめる可能性を残しておきたい方には、保険料として理解できる金額ではないでしょうか。

PFAS対応は、同じ「安心」でも公開されている中身が違います

クリクラは全国40ヶ所の製造プラントぶんの検査結果を公開しています。楽水は仕様表の注記に「PFAS等除去対応」と書かれているだけです。

クリクラの水は逆浸透膜(RO膜)でろ過したうえで4種のミネラルを加えたものです。公式のお知らせではPFOS・PFOAが未検出(検出限界値1ng/L未満)と公表されており、水道水の水質管理目標設定項目の暫定値(PFOSとPFOAの和として0.00005mg/L以下)に適合する水準です。宅配水は「どのプラントの水か」で結果が変わりえますが、そこを40ヶ所ぶん個別に開示している例はあまり見かけません。

一方の楽水は、スペック比較表でフィルター(セディメントカーボン/ウルトラ(UF)/ポストカーボン)に「※PFAS等除去対応」という注記を付けています。ただし除去率の数値も、第三者検査の結果も公開されていません。数字で確認したい方にはクリクラ、日々の手間の少なさを優先する方には楽水、という分かれ方になります。

楽水ウォーターサーバーのメリットとデメリット

楽水の価値は「量を気にしなくてよくなること」に集約されます。弱点は設置と契約の入口にまとまっています。

楽水のメリット

  • 使う量が増えても料金が1円も変わりません。料理、炊飯、麦茶づくりまで浄水を回せます
  • 重いボトルを持ち上げる作業がゼロになります。注文も受け取りも不要で、空ボトルの置き場所も要りません
  • カートリッジ代・送料・メンテナンス費がすべて月額に含まれています(過失による故障を除く)

楽水のデメリット

  • 設置場所がキッチン周辺に限られます。リビングや寝室に置くにはホースを引き回すことになります
  • 3年未満の解約金が高額です。1年でやめると36,960円に撤去費用と返送費が加わります
  • 消費電力が公式に公開されていません。スペック比較表には寸法も重量もタンク容量も載っているのに、消費電力の欄だけがありません

クリクラのウォーターサーバーのメリットとデメリット

クリクラの強みは入口の軽さと衛生管理の開示です。弱みは、使う量が増えたときに歯止めがないことです。

クリクラのメリット

  • 初期費用0円で、工事もいりません。入会金・サーバーレンタル料・宅配料がすべて0円です
  • 毎年サーバー本体を交換します。内部まで洗浄・殺菌した個体と入れ替わります
  • 停電時も常温水が出せます。本体が約15kgと軽く、備蓄水としても機能します

クリクラのデメリット

  • 使う量が増えると料金に上限がありません。月6本なら10,480円、月8本なら13,820円と積み上がります
  • 配達日と時間の指定ができません。地域ごとのルート配送だからです
  • 12Lボトルの持ち上げと、空ボトルの置き場所が必要です。洗浄・殺菌して再利用するリターナブル方式のためです

▼楽水|カートリッジ代も送料もメンテ代も月額込み

▼クリクラ|毎年サーバー本体をまるごと交換

利用者の声からわかること

楽水の不満は「入口」に、クリクラの不満は「人の対応」に集まっていました。どちらも水の味そのものへの不満は目立ちません。

楽水はボトル交換のなさが評価され、初期費用で引っかかっています

飲食のコンシェルジュが2025年8月から2026年2月にかけてクラウドワークス経由で実施した利用者24名へのアンケートでは、総合満足度で「やや満足」以上が約67%(24人中16人)でした。

挙げられた点言及率
ボトル交換不要で手間いらず62.5%(15人)
水道直結で全自動給水・定額使い放題41.7%(10人)
初期費用・工事費がかかる45.8%(11人)
設置場所がキッチン周辺に限られる33.3%(8人)
料金が分かりにくい・割高感がある29.2%(7人)

「導入時の水道工事が必要なので、平日に立ち会いの時間を調整するのが少し大変でした。」(30代・女性)

ただし母数は24名です。楽水は価格.comにもみん評にも登録がなく、公開されているレビューの母数そのものを確認できません。傾向として受け取ってください。

クリクラはカテゴリ平均を上回る一方、不満は水ではなく人に集まります

みん評のクリクラのページには176件の口コミが集まっており、平均評価は3.09。ウォーターサーバーカテゴリの平均2.85を0.24ポイント上回っています。みん評は運営自身が「当サイトの性質上、厳しい声は多くなります」と断っているので、カテゴリ平均との差で見るのが妥当でしょう。

低評価に繰り返し出てくるのは、水の味ではなく営業と配送の対応でした。

「もっと頼めとガンガン電話が来ます。」(2026年5月・★1)

これは料金表からは読み取れない点です。「月のノルマなし」に付いている但し書き(3ヶ月で6本未満だとサーバーレンタル料)と、この種の連絡は無関係ではないと考えられます。使う量が少ない方は、この点も含めて判断したいところです。

高評価側では、水の味とミルクの調乳、配達員の対応が繰り返し挙がっています。「1ヶ月で12リットル×6は軽くいきます。」(6人家族・★5)という声もありました。月6本=72Lは、上の試算では月10,480円。同じ量を楽水の給水タンクプランで使えば月3,874円です。

こんな方におすすめ

分かれ目は月25Lです。ここを境に、選ぶべき方式が入れ替わります。

楽水が向いている方

  • 月に25L以上、水を使う方(4人家族で料理にも使うなら該当することが多い量です)
  • 料理や炊飯、麦茶づくりにも浄水を使いたい方
  • 重いボトルを持ち上げたくない方、空ボトルの置き場所を作りたくない方
  • 3年以上使い続ける見通しが立っている方

クリクラが向いている方

  • 月に24L(ボトル2本)以下しか使わない方
  • キッチンに分岐工事の余地がない方(賃貸を含む)
  • RO水に4種のミネラルを加えた水を飲みたい方
  • PFASの検査結果を数字で確かめてから契約したい方
  • 途中でやめる可能性を残しておきたい方

▼楽水|料理も炊飯も浄水でまかないたい方へ

▼クリクラ|工事ができない住まいでも置ける

契約前に確認しておきたいこと

料金表を見比べただけでは出てこない条件が、どちらにもあります。契約後に「聞いていなかった」となりやすい点です。

楽水で確認すること

  • キッチンの扉のタイプ。観音開きなら穴あけ不要ですが、引き出し・スライドタイプは隙間がないと穴あけ加工が必要になります
  • 追加工事費。基本工事費13,200円にはホース10mまでと付属アダプターの取付が含まれますが、モール1本2,200円〜、分岐水栓3,300円〜、穴あけ1ヶ所3,300円が別途かかることがあります
  • 賃貸なら管理会社やオーナーへの確認。分岐工事の可否を先に押さえてください
  • 設置までの日数。工事業者の日程次第で、最短でも約10日前後です
  • 給水タンクプランの場合。工事は不要ですが、16Lのタンクに自分で水を入れる作業が残ります

クリクラで確認すること

  • 沖縄・離島などサービス対象外の地域があります
  • 配達日と時間の指定はできません(不在でも届く仕組みです)
  • ボトルの賞味期限は6ヶ月です(直射日光を避けて常温保管)
  • 再加熱機能付きは初回金4,400円/台、ボトルカバー付きは別途1,320円/台。いずれも解約時に返金されません

どちらにも共通すること

浄水ポットと比べると、サーバーは1Lあたりの単価がかなり高くなります。月48L使う4人家族で計算すると、クリクラは1Lあたり約149円、楽水のライトプランは約88円です。ブリタの浄水ポットなら1Lあたり6円ほどでした。

サーバーに払っているのは水の値段ではなく、冷水と温水がボタンひとつで出続ける状態の値段です。ここに月4,000円前後を払う価値があるかどうかが、そもそもの分かれ目になります。

まとめ

楽水とクリクラは、料金の高低ではなく設計思想が違うサービスです。月に何L使うかを先に決めれば、答えはほぼ自動的に出ます。

こういう方選ぶべきは
月25L以上使う(4人家族で料理にも使う)楽水
月24L以下しか使わないクリクラ
工事ができない・したくないクリクラ、または楽水の給水タンクプラン
途中でやめるかもしれないクリクラのベーシックプラン(契約期間なし)
水質の検査結果を数字で確認したいクリクラ

契約する前に、いまペットボトルや浄水ポットで月に何L飲んでいるかを一度数えてみてください。その数字が25Lを超えているかどうかだけで、選ぶべき方式は決まります。

▼楽水|月4本使う家庭なら3年で105,240円の差

▼クリクラ|契約期間なしなら解約金0円で始められる

よくある質問 (FAQ)

Q
楽水とクリクラ、結局どちらが安いですか?
A

月に使う量で入れ替わります。初期費用を36ヶ月で割って月額に足すと、月24L(ボトル2本)まではクリクラ、月25Lを超えると楽水のほうが安くなります。月48L使う家庭では、3年でおよそ105,240円の差がつきます。

Q
楽水は賃貸マンションでも設置できますか?
A

水道管から分岐する工事が入るため、管理会社やオーナーへの事前確認が必要です。許可が取れない場合は、工事不要の給水タンクプラン(月3,630円・初期費用8,800円)が選択肢になります。

Q
クリクラは本当にノルマがないのですか?
A

注文本数のノルマはありません。ただし公式には「3ヶ月でご利用本数が6本未満の場合、サーバーレンタル料1,100円(月・税込)が発生する場合がございます」という注記があり、月平均2本を下回ると実質的に月1,100円が上乗せされます。

▼楽水|工事不要の給水タンクプランは月3,630円

▼クリクラ|PFAS検査を40プラント分公開している

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