一日の終わりに、背中が板のようになっていることがあります。肩から腰にかけて、押しても届かない場所が固まっている感じ。マッサージガンを当ててみても、自分の手で持っている限り背中の真ん中には届きません。
その「届かなさ」を、寝転がるだけで解決しようとしたのがMYTREX RAKUNO MATです。2026年9月3日に公式オンラインストアで先行発売され、9月10日から一般発売される温感マッサージシート。価格は39,600円(税込)です。
この価格をどう見るかが、いちばんの論点になります。39,600円は、60分6,000円の整体に6.6回通う金額。7回通うより安い、という言い方もできます。そしてMYTREXには30日間の全額返品保証があるので、この判断を実質ノーリスクで試せる仕組みになっています。
MYTREX RAKUNO MATの基本情報

管理医療機器として認証を受けた家庭用電気マッサージ器です。認証番号まで公開されているので、まずは仕様を正確に押さえておきます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | MYTREX RAKUNO MAT(マイトレックス ラクーノ マット) |
| 型番 | MT-WRM-25W/MT-RM-25W(ホワイト) |
| 発売元 | 株式会社創通メディカル |
| 価格 | 39,600円(税込) |
| 発売日 | 2026年9月3日(一般発売は9月10日) |
| 分類 | 管理医療機器/家庭用電気マッサージ器 |
| 医療機器認証番号 | 第308AHBZX00024000号 |
| サイズ(展開時) | 約1,190×405×87mm |
| サイズ(折りたたみ時) | 約385×405×185mm |
| 質量 | 約2.95kg(ACアダプターを除く) |
| 適応体重 | 約90kg |
| マッサージモード | 全範囲/上部/下部の3モード+スポット |
| スピード調整 | 3段階(低速・中速・高速) |
| 温感機能 | あり(オフにして使用可) |
| 材質 | PVC、ポリエステル |
| 保証 | 1年保証/30日間全額返品保証 |
| 付属品 | 専用ACアダプター、取扱説明書、添付文書 |
なお、メーカーは消費電力を公表していません。そのため、この記事では電気代の試算は行っていません。
MYTREX RAKUNO MATの主な特徴

似た製品が多いジャンルですが、この機械が何をしようとしているのかは仕様からはっきり読み取れます。特徴は3つに整理できます。
体重をそのまま圧力に変える「寝る姿勢」の設計
マッサージクッションを椅子に置いて背中で押す使い方だと、押し返す力は自分で加減することになります。RAKUNO MATは横になって使うため、体重そのものがもみ玉への圧力になります。
メーカーは「体重に負けないハイパワー」と表現していますが、逆に言えば、置く場所によって効き方が変わるということでもあります。公式サイトも「圧が分散するほどやさしく、体重がしっかりかかるほどパワフル」と説明していて、ベッド・ソファ・床の3か所で強さを調整する使い方を想定しています。床に敷けばいちばん強く、ベッドの上ならやわらかくなる、という理解でよさそうです。
折り曲げられる独自レールで、肩から腰まで一本で追いかける
「フレキシブルレール」と名付けられた独自構造で、もみ玉が背中のラインに沿って動きます。刺激する範囲は3モードから選べます。
| モード | 刺激する部位 |
|---|---|
| 全範囲モード | 肩〜腰まで |
| 上部モード | 肩〜背中上部まで |
| 下部モード | 背中下部〜腰まで |
さらにスポットボタンがあり、もみ玉の位置を固定して一点を集中的にほぐすこともできます。「肩甲骨の内側だけがつらい」といった、場所がはっきりしている悩みに対応できる作りです。
温感はあくまで心地よさのための機能
もみ玉に温感機能が入っていて、温めながら刺激します。ただしメーカーは公式サイトに「温感機能には治療の効果はありません」と明記しています。
医療機器として認められているのは、次の5つの効能です。筋肉のコリを緩解/神経痛・筋肉痛の緩和/筋肉の疲れをとる/血行促進/疲労回復。温感はこの中に含まれていません。温かさは、力を抜きやすくするための演出として受け取るのが正確です。
なお、温感はオフにしてもみほぐしだけで使うこともできます。夏場や、寝る直前に体温を上げたくないときには使い分けられます。
39,600円は、何回使えば元が取れるのか
この価格帯の健康家電でいちばん気になるのは「続くかどうか」です。買ったあとに押し入れへ直行してしまえば、39,600円はそのまま無駄になります。
そこで、使用回数ごとに1回あたりのコストがどう下がるかを計算してみます。前提は、60分のもみほぐし・整体の相場を6,000円とすること。そして本体価格39,600円を、使った回数で割ります。
| 使用回数 | 1回あたりの金額 | どのくらいの期間か(毎晩使った場合) | 比べられる相手 |
|---|---|---|---|
| 1回 | 39,600円 | 初日 | — |
| 7回 | 約5,657円 | 1週間 | 整体1回分(6,000円)を下回る |
| 30回 | 1,320円 | 1か月 | 30日間の返品保証が切れる日 |
| 40回 | 990円 | 約1か月半 | 1回1,000円を切る |
| 396回 | 100円 | 約1年1か月 | 1回100円を切る |
| 1,095回 | 約36円 | 3年 | 缶コーヒー1本より安い |
注目したいのは7回目と30回目です。
7回目で1回あたりが約5,657円になり、整体1回分の6,000円を下回ります。つまり1週間毎晩使えば、整体に1回行くより安くなる計算です。「整体7回分」という言い方は大げさに聞こえますが、その7回目は購入から1週間後に来ます。
そして30回目は、30日間全額返品保証が切れる日でもあります。毎晩10分使って30日後に返品すれば、支払いはゼロ。使い続けると決めた時点で、1回あたりは1,320円まで下がっています。この製品は「1回1,320円のお試し」から入れる、という設計になっているわけです。
元が取れない条件も書いておきます。週1回しか使わなければ、1年で52回。1回あたり762円で、そこから先はなかなか下がりません。寝る前10分という習慣にできるかどうかが、この金額の分かれ目です。逆に言えば、毎晩の習慣にできる自信がない方は、返品保証のある30日で正直に判断したほうがよさそうです。
MYTREX RAKUNO MATの口コミの傾向
RAKUNO MATは2026年9月3日に先行発売されたばかりで、楽天のMYTREX公式ストア楽天市場店にもまだレビューが付いていません。ここでは、同じRAKUNOシリーズとMYTREXブランド全体の評価を手がかりにします。
同シリーズのふくらはぎケア「RAKUNO FIT PLUS」は、MYTREX公式ストア楽天市場店で420件のレビューが集まり、平均評価は4.64。17,600円の上位構成のほうも55件で4.64と、同じ水準に揃っています。
MYTREX公式サイトが掲載している他カテゴリの評価も、EMS HEAD SPA PROが4.71、美顔器PROVEが4.64、シャワーヘッドHIHO FINE BUBBLE⁺が4.63、光美容器MiRAYが4.6。カテゴリをまたいで4.6台に収まっているのが、このブランドの特徴です。突出して高くはないものの、大きく崩れる製品もない、という評価の分布になっています。
RAKUNO MAT自体の使用感については、まだ判断材料が出そろっていません。発売直後に買うか、レビューが集まるまで待つかは、30日間の返品保証をどう見るかで変わってくるところです。
MYTREX RAKUNO MATのメリットとデメリット

メリット
- 手が届かない背中の中央を、自分の体重でほぐせる。マッサージガンやクッションでは押しきれない範囲を、寝るだけでカバーします。
- 管理医療機器として効能が明示されている。筋肉のコリを緩解、神経痛・筋肉痛の緩和、筋肉の疲れをとる、血行促進、疲労回復の5つが認証されています(認証番号 第308AHBZX00024000号)。
- 30日間の全額返品保証がある。この価格帯で「合わなければ返せる」のは、習慣化の不安を先に消してくれます。
デメリット
- 折りたたんでも小さくはない。約385×405×185mm、2.95kg。畳んだ状態でもA3用紙より大きい底面があり、置き場所を決めてから買う必要があります。
- 適応体重が約90kgまで。この数字は公式仕様に書かれていますが、ニュース記事の多くでは触れられていません。買う前に必ず確認しておきたい条件です。
他のMYTREX製品との違い
MYTREXはケア機器を幅広く出しているブランドです。RAKUNO MATがどこを担当しているのかは、手に持つタイプと並べるとはっきりします。
| 製品 | 使う姿勢 | 対象部位 | 手で支える必要 |
|---|---|---|---|
| RAKUNO MAT | 横になる/深く座る | 肩〜背中〜腰 | なし |
| RAKUNO FIT PLUS | 座る | ふくらはぎ・足裏 | なし |
| REBIVE MINI XS2 | 座る・立つ | 首・肩・脚など任意 | あり |
| EMS HEAD SPA PRO | 座る | 頭皮 | あり |
マッサージガンやヘッドスパ機器は、当てたい場所を自分で狙える代わりに、腕で支え続ける必要があります。ケアしたいのが「腕が疲れている日の背中」だと、この構造自体がハードルになります。
RAKUNO MATは、そのハードルをなくす代わりに、狙える場所を背面に限定した製品です。手を使わずに背中をほぐせるかどうかが、この2種類を分ける軸になります。
MYTREX RAKUNO MATはこんな方におすすめ

- 背中の真ん中や肩甲骨まわりがつらい方。手で持つ機器では届きにくい範囲です。
- 腕が疲れていて、マッサージガンを構える気力がない方。横になるだけで済みます。
- 整体やもみほぐしに月1回以上通っている方。7回使えば整体1回分の単価を下回ります。
- 寝る前の10分を習慣にできそうな方。この製品の価格が意味を持つのは、回数が積み上がったときです。
- 失敗したくないので、まず試したい方。30日間の全額返品保証があります。
逆に、首だけ・脚だけといった一点をピンポイントでケアしたい方や、体重が約90kgを超える方には向きません。
購入前に確認しておきたいこと
仕様書を読むと、買ってから気づきそうな条件がいくつか見つかります。3つに絞って挙げます。
ひとつめは適応体重が約90kgまでという点です。公式の製品仕様に明記されていますが、新製品を紹介するニュース記事では触れられていないことがほとんどです。体重をそのまま圧力に変える構造上、ここは無視できない条件になります。
ふたつめは折りたたんだときの大きさです。約385×405×185mmで、質量は2.95kg。A3用紙(297×420mm)とほぼ同じ面積に、高さ18.5cmが乗るイメージです。クローゼットの棚に横向きで入るか、ベッド下に滑り込むかは、買う前に一度メジャーを当てておくと確実です。持ち手が付いているので移動そのものは楽にできます。
三つめは温感機能に治療の効果はないとメーカーが明記していることです。認証されている効能は筋肉のコリを緩解、神経痛・筋肉痛の緩和、筋肉の疲れをとる、血行促進、疲労回復の5つで、温感はここに入っていません。温めることを主目的に選ぶ製品ではない、ということです。
あわせて、使用環境は温度5〜35℃、相対湿度90%以下と指定されています。真夏の締め切った部屋や、暖房のない冬の脱衣所などは条件を外れる可能性があります。
まとめ

MYTREX RAKUNO MATは、「手が届かない背中を、手を使わずにほぐす」という一点に絞った39,600円の管理医療機器でした。
価格の受け止め方は、使う回数で変わります。7回使えば整体1回分の単価を下回り、30日間毎晩続ければ1回1,320円。3年続けば1回36円まで下がります。逆に週1回のペースだと1回762円で頭打ちになり、金額の意味は薄れていきます。
だからこそ、この製品でいちばん価値があるのは30日間の全額返品保証かもしれません。「寝る前10分が自分に続くかどうか」を、支払いを確定させる前に確かめられる。39,600円を出すかどうかの判断は、その30日に預けてしまってよいと思います。
よくある質問 (FAQ)
- QMYTREX RAKUNO MATは体重が重くても使えますか?
- A
公式の製品仕様では適応体重は約90kgとされています。この製品は体重をもみ玉への圧力に変える構造のため、適応体重を超えた状態での使用は想定されていません。購入前に必ず確認しておきたい条件です。
- QMYTREX RAKUNO MATの温感機能はオフにできますか?
- A
オフにして、もみほぐしだけで使うことができます。なおメーカーは公式サイトで「温感機能には治療の効果はありません」と明記しています。管理医療機器として認証されている効能は、筋肉のコリを緩解、神経痛・筋肉痛の緩和、筋肉の疲れをとる、血行促進、疲労回復の5つです。
- QMYTREX RAKUNO MATは収納するとどのくらいの大きさになりますか?
- A
折りたたんだ状態で約385×405×185mm、質量は約2.95kg(ACアダプターを除く)です。A3用紙とほぼ同じ面積に高さ18.5cmが乗る大きさなので、クローゼットの棚やベッド下に入るかを事前に測っておくと安心です。持ち手が付いているため、部屋から部屋への移動はしやすくなっています。






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